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    • 2012.03.22 Thursday
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    冬に気をつけたいワンちゃんの病気

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      新年明けましておめでとうございます

      皆様、お正月はいかがお過ごしでしたか?




      さて、新年第一弾は年齢別・冬にかかり易いワンちゃんの病気について
      お話します。
      日増しに寒さが厳しくなる今日この頃、人間と同じように、ワンちゃんも寒さや空気の乾燥等に
      よって、体調を崩すことがあります

      今回、このブログでは、年齢別にかかりやすい冬の病気を解説しますおまけに、体型別の冬にかかりやすい病気もあります




      まず始めに、冬に子犬のかかりやすい病気について、ランキング型式で解説を加え、
      お伝えしようと思います。
       






                    《冬に子犬がかかりやすい病気》
                        第一位:ウイルス感染症
                        
      第二位:寄生虫疾患
                        
      第三位:低体温症





      第三位:低体温症・・低体温症とは、全身が冷え切ってしまい、体温が異常に低下する状態のことです。子犬は体温調節機能が未発達で、特に寒さに弱いので、たとえ室内で過ごしていても要注意です。犬の場合、体温が36℃以下になると死に至ることもあります。愛犬の
      元気がなく、体がいつもより冷たく感じたら受診をお勧めします。





      第二位寄生虫疾患・・犬に寄生する代表的な寄生虫は、回虫やコクシジウム、ジアルジアなどです。寄生虫の病気というと、気温の高い夏のイメージがあるかもしれませんが、子犬の場合は、季節を問わず冬でも感染例が多いのです。成犬は感染しても無症状ですむことが多いですが、子犬は下痢嘔吐などの症状が出やすいのが特徴です。もし、その様な症状が認められる場合は受診されることをお勧めします。




      第一位のウイルス感染・・気温が下がり空気が乾燥する冬は、ウイルスが活発に動き回り、蔓延しやすい時期です。しかも、子犬は母犬からもらう母子免疫が、平均して生後2ヶ月ほどで効果がなくなるため、ウイルスに感染しやすいのです。また、なかには、命に関わるウイルス感染症もあるため、予防は、万全にしておきましょう。






      次は、成犬の冬にかかりやすい病気について、ランキング型式でお伝えします。







                  《冬に成犬がかかりやすい病気》
                           
      第一位:尿結石・膀胱炎
                           第二位:関節系の疾患                                                
                    第三位:心臓・循環器系の疾患

       


       
                                                             
      第三位の心臓・循環器系の疾患・・心臓循環器系の疾患の発見につながる分かりやすい症状としてはが挙げられます。乾いた咳が出るようなら注意が必要です。また、心臓疾患の病気が悪化してくると体重が減ります。8kgあったのが、1ヶ月で7kgになった
      など、短期間で1割以上体重が減った、特に思い当たる理由もないのに愛犬が痩せてきた、最近寝ている時間が多いなどの症状が認められる場合は要注意です。



      第二位の関節系の疾患・・・冬は寒さもあって、関節系のトラブルも増えます。今までは、元気に動き回っていたのに、歩くのを嫌がるようになったら関節の疾患を疑いましょう。足を動かした時、痛がって鳴いたり飼い主さんが足を触ると痛がって噛み付いたりすようなことがあると、痛みを伴っている可能性があるので、ひどくなって歩けなくなってしまわないよう、早めに病院に連れて行ってあげましょう。




      第一位:尿結石・膀胱炎
      ・・・人間の食事には、犬の餌に比べて、何倍もの塩分(ナトリウム)が含まれています。そのナトリウムの多い食事をあげていると、正常な尿の酸性度(PH)を保てなくなり、膀胱内でストルバイトやシュウ酸カルシウムといった結晶ができます。それらがやがて、結石になり、尿道を塞いだり腹痛排尿困難などの障害を引き起こす原因となります。特に冬は、寒さで水を飲む量が減ってしまうのが、これらの病気を引き起こす原因にもなり、一般的に尿道の短いメスは膀胱炎になりやすく、反対に尿道の長いオスは、尿道に結石がつまって排尿困難になりやすいです。1日に何度も排尿姿勢をしたり、いつもと違う場所におしっこをしたりするようであれば要注意です。気を付けましょう。






      尿結石・膀胱炎の予防法
      人間の食事を与えない
      水をたくさん飲む
      専用の食事で尿のph(酸性〜アルカリ性)をコントロールする

      ぜひ、お宅でも試してみて下さい。






      最後に、7歳を過ぎた、シニア犬についての冬にかかりやすい病気について、お話します。








                 《冬にシニア犬のかかりやすい病気》
       
                            
      第一位:心臓・循環器系の疾患  
                            第二位:低温火傷
                            
      第三位:関節系の疾患




      第三位の関節系の疾患・・・成犬の二位でも紹介しましたが、シニア犬も冬は関節系の疾患気を付けたいところです。今まで以上に歩かなくなった、触ると痛がって鳴く
      などの症状がある場合は、注意が必要です。



      第二位の低温火傷・・・皮下脂肪が少なく、寒がりになりがちなシニア犬はヒーターのそばや、ホットカーペットの上長時間うとうとしていると、低温やけどを起こす恐れがあります。特にシニア犬は、熱の温度に対して鈍感な面があります。「寝返りも打たずに、暖房のそばでずっと寝ていたら、低温火傷に・・・・」と言うこともあるので注意しましょう



      第一位の心臓病・循環器系の疾患について・・ほとんどのワンちゃんは年をとると心臓の機能が低下してきます。しかも冬は、部屋の中と外、日中と夜など、温度差が生じやすく心臓への負担が大きくなります。シニア犬に多い心臓病には、僧帽弁閉鎖不全症や拡張型心筋症があります。血液がうまく流れなくなり、心臓が拡大する病気です。成犬の
      心臓循環器の疾患でもお伝えしたように、咳が出る体重が減ことに加え疲れやすく、寝ている時間が多くなった呼吸が荒などの症状があるようでしたら、早めの
      受診をお勧めします。





       ここからはおまけで、体の特徴別に冬になりやすい病気について、
      三つの特徴に分けて、簡単にお話します。 


      ミニチュア・ダックスフンドウェルシュ・コーギー・ペンブロークなどの
      胴長犬について


      胴の長い犬種は、全体的に椎間板ヘルニアになりやすい傾向があります。これらの犬種は、骨の構造上脊椎への負担が大きく、特にダックスは、先天性に軟骨の形成異常になりやすく、椎間板が固くもろくなりやすいため、『椎間板ヘルニアになりやすい』と言われています。愛犬に「突然触られるのを嫌がる」「階段など段差がある所を嫌う」「立ち上がることができない」などの変化が見られたら、要注意です。過剰な運動は避け、腰に強い刺激を与えないように気をつけま
      しょう。


      胴長犬のためのワンポイント・アドバイス
       

      飛びつかせたり、ジャンプさせない
      段差をなるべく避けて散歩する
      太らせ過ぎない

      ※飛びつき、ジャンプ、段差、太りすぎ、いずれも
      発症の可能性を高めたり、症状を悪化させる要因になります。
      そのため、なるべく上記のことは、愛犬にさせない
      ように気を付けましょう。







      次は、
      肥満気味のワンちゃんについて

      太りそう、もしくは太ってると分かっていても、ついつい可愛くておやつをあげてしまう
      なんてことはありませんかそんなワンちゃんは要注意です。
      特に、肥満気味の大型犬は注意が必要で、体格が大きい分、余計に骨・関節に負担が
      かかります。脚を引きずったり散歩を嫌がったら、骨・関節系の疾患を疑ってください。
       

      肥満気味のワンちゃんのためのワンポイント・アドバイス

      肋骨を触って、本数が数えられないなら、太りすぎかも
      無理のない程度に運動させる
      低カロリーのフードに切り替え、ダイエットする


      ※やはり、なんと言っても太らせないのが一番ですが、それでも太ってしまったら、フードを切り替える、間食を与えすぎない、散歩や遊びなどで適度に運動させるなど工夫をしましょう。 





      冬は寒さによるストレスが原因で、持病が悪化しやすい傾向もあります。
      愛犬に持病がある場合は、病状がひどくならないよう、充分に注意しましょう。