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- 2012.03.22 Thursday
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- by スポンサードリンク
静岡市清水区の動物病院です
こんにちは!!!(^▽^)
さて、
前回はお休みさせていただきましたが、
前々回に引き続き、
ワンちゃんのルーツについて
説明していきたいと思います。
前々回にお話した続きで、
各グループにおける代表なワンちゃんのそれぞれのルーツについて
5)使役犬・作業犬(ワーキング・グループ)から
説明していきます。
5)使役犬・作業犬(ワーキング・グループ)
●シベリアン・ハスキー:シベリアの北東部に生活していたチュクチ族がソリやボート引き、狩猟に
使用していた犬で、アラスカン・マラミュートやサモエドと近縁のスピッツ族の1種。
利口で従順な犬なので、中型犬ながら屋内飼育も可能。
●アラスカン・マラミュート:アラスカで生活をするエスキモーの貴重な戦力として日常に深くかかわってきた犬で、スピッツ・タイプの犬としては最大級の大きさ。ソリ引きはもちろんのこと、狩猟のときも大いに能力を発揮した。
●ボクサー:精悍な顔立ちからは想像できない優しい性質と、スマートな体軀を持っているドイツを
原産とする中型犬。
●グレート・デーン:ドイツ原産の大型護身用番犬。獣猟犬の子孫といわれていて、性格は従順で
体力に富む犬。
●セント・バーナード:大型犬の代表と思われている犬で、スイスが原産の番犬。バリー号が40余名の雪中遭難者を救助したことからこの犬種が有名となり、各国で飼育されるようになった。
●グレート・ピレニーズ:日本での人気が上昇中のフランス原産の大型犬。ピレネー山脈中腹にある牧場の番犬で、夜間人知れずしのび寄る野獣や盗賊から羊や牛を守る頼もしい犬として知られている。
●ニューファンドランド:水泳や潜水を得意とするカナダ原産の番犬。穏やかな性格の持ち主で、
子供と遊ぶのが好きな犬。
●サモエド:シベリアに住むサモエド族が大切にしてきたソリ犬で、狩猟にも用いられていた。美しい純白の毛に全身をおおわれた中型犬で、日本スピッツの直接の先祖犬としても有名。
●ドーベルマン:作出したドイツ南部のルイス・ドーベルマン氏の名前がそのまま犬種名となった珍しい例で、攻撃力に富んだ犬を作り出そうとして、中型ピンシャーやロットワイラーなどを交雑させて完成した。警戒心が発達した勇敢な犬。
●バーニーズ・マウンテン・ドッグ:山国スイスが原産地ではあるが、山犬ではない。ヨークシャー並みに艶のある美しい被毛やバランスのよい体軀は、都会的センスさえ感じさせる、従順な犬。
6)テリア・グループ
●ミニチュア・シュナウザー:唯一テリアを名乗らずにテリア・グループに属している。体高と体長が等しいスクエア・タイプの犬で、長い眉毛とひげが特徴。行動力に富む明朗な性格。
●エアデール・テリア:テリアの中では一番大きく「キング・オブ・テリア」とも呼ばれている、。疲れを知らない行動的な犬で、第1次世界大戦ではヨーロッパ戦線に投入され、軍国主義時代の日本でも軍用犬として指定されたことがある。
●ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア:イギリスとアイルランドを原産とするテリアで、人気がある。日本スピッツ、マルチーズと続いた白色毛の犬の人気が影響したとも考えられる。
●ワイアー・フォックス・テリア:テリア界の貴公子と呼ばれているスタイル抜群のテリア。キツネ狩りのために長脚のテリアが求められるようになり、作出された犬種。
●ブル・テリア:マスティフ、ブルドッグに続いて闘犬として作られた、まさに
剣闘士という形容詞がぴったりの犬種。
●スコティッシュ・テリア:テリアの中では小型で短脚だが、どっしりした安定感と大型犬を感じさせる風貌を備え、長い間人気犬種の地位を保っている犬。スコッティの愛称で親しまれている。
●ケアーン・テリア:スコットランドの荒涼とした岩場の積み石(ケアーン)にちなんで名づけられた、テリアの中ではもっとも古い犬。脚が短く、身を乗り出すようなスタンディングポーズをとる。
7)日本原産犬(ジャパニーズ・グループ)
●柴犬:太古の昔、日本列島に最初に渡米した人達と共にやってきた犬と考えられている。感覚が鋭敏で警戒心に富み、番犬や家庭犬として愛されている。小さいながら攻撃精神が旺盛で無鉄砲な面もある。キリリと引きしまった体躯の短毛の犬。昭和12年天然記念物に指定された。
●紀州犬:紀伊半島の山岳部に古くから存在を知られていた。厳しい自然環境とイノシシやカモシカなどの大型獣を相手にしてきた、体力と気力に富む犬で丈夫であるとされる。現在も相当数の犬が獣猟犬として使用されている。白以外の毛色としては、赤、胡麻、虎などがある。
●秋田犬:日本を代表する犬で、狆とともに広く国際的にも公認されている。「忠犬ハチ公」の登場もあり、人気犬種としての地位も保っている。立ち耳・巻き尾の短毛の犬で、素朴さと重厚さを感じさせる、沈着、忠実、従順な性格の犬。
●土佐犬:闘犬として明治初期に作出された犬。マスティフやブルドッグなどに闘犬として使用されていた土佐の地犬が配され、作出されたことから土佐犬と名づけられ、日本マスティフの異名を持つ。短毛の大型犬で、垂れ耳・垂れ尾。闘争心が旺盛な犬。
●日本スピッツ:この犬の直接の先祖犬はシベリア原産のサモエドで、昭和初期に輸入されていたものを小型化し可憐さをきわだたせ、愛玩犬タイプに改良した。白く長い美しい毛が開き気味に全身をおおい、黒い目鼻と好対照となっている。スピッツとは、ドイツ語の尖ったという意味で、耳や口吻、鳴き声から連想されて命名された。
●狆:日本の犬の中ではもっとも早く欧米で普及した。もともとはチベットの犬といわれ、ペキニーズなどと近縁の犬だったと思われる。優美で気品に富んだ容姿をし、目、鼻、口が一点に集中したような愛敬のある顔をしている。全身絹糸状の長いまっすぐな毛におおわれ、特に耳、顎、腿、尾は豊か。毛色は白地に黒か赤の斑で、顔の斑は左右相対がはっきりしているほど良いとされている。
8)家庭犬(コンパニオン・グループ)
●チャウ・チャウ:中国原産の中型犬で、2000年以上の歴史がある犬と考えられている。かつては番犬や猟犬としても使用されていたらしい。特徴は豊かな毛が開き気味なことや舌に青い斑があること、後足を竹馬状に運んで歩くこと。日本では長毛種しか見かけないが、ヨーロッパ大陸では若干ながら短毛種も飼育されている。
●ブルドッグ:雄牛と闘わせる競技で活躍。イギリスで19世紀に競技が禁止されるまで、闘犬として改良が続いたそう。体高が低いのは牛の角にかかりにくくするためであり、皮膚がダブダブなのは角にかかっても被害を最小限に留めるためだった。1885年家庭犬としてふさわしいブルドッグが完成し、日本には明治時代に紹介され、性格が温和な愛玩犬に改良されて現在に至っている。
ここまで長々とお付き合いいただき、ありがとうございました。
是非参考にして下さい!!(^o^)